サンワのコラム

基礎化粧品・洗顔・枠練り石鹸の専門家、
サンワ・ウイングスがちょっとためになる豆知識をご紹介。

年齢肌の強い味方「レチノール」

シミやシワは年齢を印象付ける大きな要素です。逆に言えば、シミやシワの少ないお肌は若く見えるということでもあります。確かに赤ちゃんのプルンと弾ける肌にはシミもシワも一つもありませんね。レチノールは厚生労働省からシワ改善効果があると認められた医薬部外品成分です。今回はこのレチノールについて学んでみましょう。 ビタミンA レチノールはビタミンAの一種です。身体の中でビタミンAに変化するプロビタミンAであるβカロテンは、緑黄色野菜に多く含まれる栄養素として広く知ら

美白とアンチエイジングのW効果「ナイアシンアミド」

「ナイアシンアミド」は「ニコチン酸アミド」とも呼ばれるビタミンB3の一種です。化粧品に配合されているイメージが強いですが、鶏肉やサンマ、ナッツ・キノコ類に多く含まれている健康維持に欠かせない栄養成分です。食事から摂るほか、体内で生成することもできます。さまざまな栄養素の代謝を促し、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるだけでなく、スキンケアに取り入れれば高い美容効果が期待できます。 美白もアンチエイジングも ナイアシンアミドは皮膚使用で美白もアンチエイジングも期

メラニン生成を阻害する「アルブチン」の美白効果

健康的に程よく日焼けした肌は素敵ですが、将来のシミやシワを考えるとできるだけ日焼けはしたくない、白く滑らかな肌でいたいと願う人も多いのではないでしょうか。今回は美白化粧品に含まれることの多い「アルブチン」についてご紹介します。 チロシナーゼに直接作用してメラニン合成を阻害 まずはシミのできるメカニズムを簡単におさらいしましょう。 紫外線等による刺激→メラノサイト活性化→チロシンにチロシナーゼ酵素が作用→メラニン生成→ターンオーバーの乱れによりメラニン蓄積→

「美白」を正しく知ろう②美白有効成分の種類と効果

前回は「美白」という言葉の一般的な定義と薬機法で定められた基準にのっとった定義の違いなどについてお伝えしました。今回は実際の美白有効成分の種類と効果について学んでみましょう。 厚生労働省認可の美白有効成分は実に20種以上 美白有効成分は種類ごとに美白メカニズムが異なります。美白以外の美肌効果を持つ成分もおおいので、できればしっかりと理解して納得した上で使いたいですね。厚生労働省に認可されている美白有効成分はなんと20種以上に及びます。それらのすべてを紹介す

日焼け止めはしっかり落とそう

夏の晴れた日だけでなく、季節や天候を問わず1年中紫外線対策をしていますか。紫外線は日焼けだけではなく長期的にはシミやシワの原因となるなど、肌に悪影響を及ぼします。商品の改良により使い心地が良くなったことも一因となって、1年を通して紫外線対策をする人が増えている印象です。もはや朝のスキンケアの一環としてルーチンに組み込んでいる人も多そうなUVケアですが、日焼け止めを塗って満足してしまっていないでしょうか。実は日焼け止めをしっかり落とすことも美肌のためには大変

「美白」を正しく知ろう①意味と表記

「色の白いは七難隠す」という言葉を聞いたことがありますか。日本では古くから色白肌は美の象徴とされてきました。今回はそんな「美白」という言葉を掘り下げてみましょう。 古くから存在した白い肌への憧れ この「色の白いは七難隠す」という言葉ができた江戸時代には、まだ日焼け止めは存在していませんでした。庶民は屋外で仕事をし、家事労働も肉体的に大変な負担だったことは容易に想像できます。そんな庶民が白い肌を保てるわけがありません。お城のお姫様への羨望だったのかもしれませ

あなたのクマは何色?

ぬいぐるみのクマはかわいく、動物園のクマは素敵です。しかし、かわいくもなく素敵でもないクマもいますね。ええ、あなたの目元にあるクマのことです。睡眠不足や疲れから出現すると思われがちなクマですが、大きく3種類に分けられ、原因も対策も異なります。今回は目元のクマとさようならするために効果的な方法をお伝えします。 青・茶・黒 青、茶、黒。どれもいい色ですが、クマの種類と聞くとげんなりしてしまうでしょうか。青黒く見えるクマは、目元の皮膚の下にある血管が透けて見える

早すぎも遅すぎもNG!肌のターンオーバーを正常化させる方法とは

今日のお肌の調子はいかがですか。指先にざらつきなどを感じたりはしなかったでしょうか。私たちの肌は常に新陳代謝しています。一定のサイクルで新しい細胞が生まれ、表面の肌へと成長し、最後は垢となって剥がれ落ちるのです。このサイクルは10~20代で約4週間、以降加齢とともに日数が伸び、60代では6~7週間になると言われています。年齢を重ねると身体全体の代謝が落ちるので、ターンオーバーのサイクルも長くなるわけです。しかしこの正常なターンオーバーを維持できている人は、

「老け顔」を知ることで「若々しいメイク」を!秘訣は逆転の発想

人の目は残酷です。「若々しい顔」と「老け顔」、何が違うのかはっきりと言葉にはできなくても、どこかしらで若く見えるか老けて見えるかを判断していますよね。そこで今回はこの「老け顔」と判断されるポイントを知ることで、逆に若々しいメイクを攻略してみましょう。 老け顔の特徴 年齢を感じさせる原因で一番目立つのは何といってもシワでしょう。若々しくイキイキして見える女性のイラストにほうれい線や目元の小じわを書き込むと、あら不思議、一気に年齢を感じさせる顔に早変わりします