マーケティングのヒントと題して①では選択的注意をご紹介しました。今回はターゲットにより広告を届きやすくするために効果的な「ペルソナ設定」をご紹介します。 データをもとにした架空顧客 ペルソナ(persona)はもともと「仮面」を意味するラテン語です。綴りを見てわかるように、英語の「人間・人格(person)」の語源となった言葉ですね。ここから転じて、現在ではマーケティング用語として使われることが多くなりました。このマーケティング用語としての「ペルソナ」は、
人間の目は大変高性能にできています。実は目だけではなく耳もそうですが、脳が必要と思う情報だけを取捨選択して取り入れているのだそう。確かに、見えているものや聞こえてくるものすべてを脳内で処理するとなると、パンクしてしまいますよね。これは心理学で「選択的注意」と呼ばれる現象です。今回はサロン経営の重要な柱であるマーケティングについて、心理学的側面から考えてみます。 発した情報はすべて届くわけではない 「カクテルパーティー効果」をご存じでしょうか。カクテルパーテ
サロンを経営するにあたって「集客」は欠かすことのできない重要な要素です。例えば人口300人の村に1軒しかないサロンであれば、お客様は放っておいても集まってくると考えられます。ほかに選択肢がなければお客様はあなたのサロンを選ぶしかないからです。しかし現状はそうではありませんね。近隣には競合店がいくつもある場合、数ある中からあなたのサロンを選んでもらうにはマーケティングする必要があります。何もしなくても来てくださるお客様はほとんどいないと考えてよいでしょう。お