冬におすすめの総合栄養食「鍋」の実力

暑い夏に汗をかきながら食べる鍋も乙なものですが、その真骨頂はやはり冬でしょう！　白菜や葉野菜、ネギや大根が旬を迎えて、手ごろな価格でおいしく食べられます。
実はとても懐が深い鍋料理。今回はそんな「鍋」の実力に迫ります。

アレンジ自在という懐の深さ

鍋料理というと、どんな料理を思い浮かべますか。寄せ鍋や水炊き、ちゃんこにもつ鍋、鴨鍋、闇鍋とちょっと考えただけでもたくさん挙げられます。それだけでなく実はすき焼きやしゃぶしゃぶ、おでん、湯豆腐も鍋料理の一種です。さらには全国各地にご当地食材を使ったご当地鍋もありますね。
鍋の魅力の一つは、どんな具材をどんな味付けで調理しても成立してしまうこの懐の深さでしょう。自宅で調理するのであれば肩ひじ張らず、冷蔵庫にある好きな具材を使うと良いですね。定番の具材であれば間違いありませんし、鍋のイメージがない食材を入れてみるのも面白いでしょう。味付けも味噌塩醤油に限らず和洋中アレンジ自在です。

栄養満点で体を温めてくれる

野菜を食べる際その栄養は丸ごと摂取したいものですが、茹でると水溶性ビタミンが流れ出てしまいます。生で食べるのも良いですが、嵩張ってしまうので十分な量を食べるのが難しいことも。その点、鍋ならばビタミンが溶けだしたスープごと食べられますし、煮込めば野菜はクタクタになり嵩が減るのでたくさんの量を食べられます。温かいスープを飲むことで水分補給にもなりますし、体を温める効果もあります。
肉や魚を入れればタンパク質も摂れますし、肉や魚がなくても卵や豆腐類、チーズなどを入れればタンパク質不足を効果的に補えます。作る側にとっては切って煮込むだけと調理が簡単で洗い物が少ないというメリットもあり、さらに卓上コンロなどで調理すれば、湯気があがることで部屋の乾燥を和らげるという意外な効果もあります。
普段はご飯とおかずを同時に食べている人でも、鍋であればご飯や麵はシメで食べることも多いでしょう。糖質を後回しにできることから、知らず識らずのうちに食べ順ダイエットになるという隠れた利点もあります。美容面から見ても、嬉しい効果ですね。

今晩のメニューは鍋でいかがですか。よく食べてよく眠って、また明日からも頑張っていきましょう。

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