部分浴の知られざる効果 ①腰浴・半身浴

夏の間はシャワー派でも、冬になると浴槽にお湯をはってつかり、しっかり温まりたくなりますよね。忙しい毎日の中、入浴の時間は貴重なリラックスタイムという人も多そうです。ただ、肩までつかる全身浴は心臓や肺にかなりの負担がかかるという一面もあります。体調がすぐれない時には全身浴を躊躇してしまうこともあるでしょう。
そんなときにおすすめしたいのが、部分浴です。全身浴に比べて身体への負担が小さく、手軽に効果的にリラックスできる部分浴の楽しみ方をご紹介します。

部分浴でも全身に効果あり

部分浴は身体に負担をかけずにリラックス作用、体を温める作用などの効果を期待できます。全身浴が難しい医療や介護の現場でも積極的に取り入れられているほか、毎日の入浴にプラスしてセルフケアとして部分浴を行う人も増えてきているようです。
 全身浴は短時間で温まりますし、肩までお湯につかることで疲労回復や肩凝り緩和の効果も期待できます。ただ水圧を受ける面積が広く、思う以上に疲れてしまうことも。しっかり温まれる半面、入浴後に噴き出す汗が不快だと感じる人もいるかもしれませんね。
ここでは部分浴のうち、半身浴、腰浴を見てみましょう。
半身浴はみぞおちあたりまでの水位が目安です。湯温の好みには個人差もあるものですが、半身浴ではぬるめがおすすめです。ぬるいお湯では身体がしっかり温まらないのではないかと思われがちですが、実は40℃10分間全身浴と38℃20分間半身浴は同じくらい身体を温める効果があります。半身浴であれば、長湯が好きな人でものぼせずに長湯できそうですね。また足のむくみを解消したい場合には、血行の良い状態をある程度の時間キープすると効果的ですので、半身浴は特におすすめです。
腰浴はおへそまでの水位が目安です。下腹部の内臓を集中的に温められますので、半身浴とは逆に腰浴では少し熱めがおすすめです。特に子宮周りの血行が悪いことで生理痛が重くなっている場合には痛みを和らげる効果も期待できます。
毎日の入浴を半ば義務感で済ませている人もいるかもしれません。忙しい平日は入浴の時間も惜しいということもあるでしょうが、時にはルーチンの入浴とは別枠で、好きな入浴剤を使ってゆったりとリラックスして半身浴や腰浴を楽しめると良いですね。
なお季節によっては半身浴腰浴ともに上半身が寒く感じる可能性もありますので、浴室内を十分に温めてから入ったり、肩にタオルをかけたりするようにしてください。

次回はより手軽な部分浴である手浴と足浴についてご紹介します。

・・・

私たちサンワ・ウイングスでは、入浴後の保湿・スキンケアアイテムや化粧品のOEM(受託製造)をいつでも承っております。小ロットのお申し込みも大歓迎です。規模に関わらず、全力でお客さまをサポートいたします。
ご相談やご不明点などはお気軽にお問い合わせください。
https://www.sanwa-c.co.jp/contact/