あなたのクマは何色?
ぬいぐるみのクマはかわいく、動物園のクマは素敵です。しかし、かわいくもなく素敵でもないクマもいますね。ええ、あなたの目元にあるクマのことです。
睡眠不足や疲れから出現すると思われがちなクマですが、大きく3種類に分けられ、原因も対策も異なります。
今回は目元のクマとさようならするために効果的な方法をお伝えします。
青・茶・黒
青、茶、黒。どれもいい色ですが、クマの種類と聞くとげんなりしてしまうでしょうか。
青黒く見えるクマは、目元の皮膚の下にある血管が透けて見えることで起こります。睡眠不足や疲労、ストレスなどで血行が悪くなるのが原因と言われており、性別問わず幅広い年齢層に見られます。「今日疲れてない?」と声をかけられるときは高確率でこの青クマが出ていると考えてよいほどインパクトの強いクマです。
青みのない茶色にくすんで見えるクマは、肌が色素沈着を起こしている状態です。アレルギーや花粉症、スキンケアなどで目元をこする摩擦のダメージや紫外線により過剰に作られたメラニン色素が蓄積していますので、シミと同じようなものとも言えます。改善には時間がかかる手ごわいクマです。
青クマ・茶クマよりも少し低い位置にあり、影のように見えるクマは黒クマと呼ばれます。実はこれは目の下のたるみによる影そのものです。その証拠に目尻を指で軽く引き上げると消えます。ハリや弾力不足、表情筋の衰えなどで目元がたるんでしまうことから、40代以上の年齢のかたに多く見られます。
原因が違えば対策も変わってくるわけですが、複合して強力なクマになっている場合もあります。一朝一夕に改善させるのは難しいので、地道にケアを継続していきましょう。
効果的なケア方法
青クマは血行不良が直接的な原因ですので、血行不良になる要素をできるだけ排除することが肝心です。つまり、睡眠不足や過剰なストレス、眼精疲労、冷えへの対策が青クマ対策となります。体を温め、運動で血行不良を改善するとともにストレスを発散し、スマホはほどほどにして早めに就寝する。青クマを作らない生活は、そのまま美容にも健康にも直結する理想的な生活ですね。なかなか実践は難しいですが、一つでも二つでもできることから意識してみてください。
茶クマを薄くするには、肌のターンオーバーの正常化が欠かせません。そのために効果的なのは、スキンケアの基本でもある保湿です。さらに美白効果のある製品を使うのも良いですね。目元を触るのは必要最低限にするよう心掛け、紫外線対策も一年を通してするようにしましょう。
黒クマは年齢からくる肌の衰えが原因ですので、エイジングケアを意識して、ハリのある肌を目指します。また表情筋は筋肉ですのでトレーニングで強化できます。コロナ禍でいつもマスクをしている状態だと、マスク下で表情を作る必要がないので表情筋が衰えていく傾向があるのだそう。黒クマを撃退するためだけでなく、黒クマを作らないためにも年齢に関係なく表情筋トレーニングに取り組んでみましょう。
またどのクマについても言えることですが、目元の皮膚は大変薄く繊細なので、スキンケア時には注意が必要です。目元専用のアイクリームは目元に特化したケア用品ですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。