どう寝るのが美容に良いのか?寝姿大研究
夜眠りにつくとき、どんな寝姿でしょうか。仰向け、横向き、うつ伏せ。人によって好みは分かれるでしょうし、毎晩同じ寝姿でないと眠れない人もいれば、気分でバラバラという人もいるかもしれませんね。
健康な人は一晩で10~30回ほど寝返りを打つと言われており、眠りに落ちたときの姿勢のまま寝続けるわけではありません。しかし、どんな寝姿で眠りにつくかは重要です。一日ではほんの10分、20分だとしても、毎日積み重ねると膨大な時間になりますよね。
今回は美容の観点からおすすめの寝姿を考えてみます。
寝姿でシワが増える!?
動物は基本的にはお腹を下にして寝ますよね。人間も動物なのだから、お腹を下にする=うつ伏せで寝るのが自然で良いのではないか、という説もあるようですが、美容を考えるとうつ伏せは避けたい寝姿です。枕カバーが汚れていれば肌荒れに直結しますし、清潔な枕カバーだとしても布に水分をとられて肌が乾燥する可能性もあります。また枕に顔を押し当てると皮膚が圧迫されて皮下脂肪が偏りシワやたるみの原因になりますし、枕との摩擦が繰り返されることで角質細胞がダメージを受けて乾燥肌になる可能性もあるのです。さらには影響が肌から骨格にまで及べば、顔が歪んだり肩こりの原因をなったりする可能性も否定できません。
では、横向き寝はどうでしょう。横向き寝を好む人は多い印象ですが、残念ながらうつ伏せ同様に横向き寝もおすすめすることはできません。頬と枕が接触するという意味ではうつぶせ寝も横向き寝も変わりませんので、うつぶせ寝のデメリットはそのまま横向き寝のデメリットとなるからです。加えて言えば、下にする側がいつも同じであれば、顔の半分だけシワが多くなっている可能性すらあります。
せっかくエイジングケアを頑張っているのに、寝姿でそれをパーにさせてしまっては元も子もありません。
というわけで、おすすめの寝姿は顔が寝具に触れない仰向け寝です。寝る前のスキンケア成分を枕に吸わせるなんてもったいない!そう考えると、仰向け寝が苦手な人もチャレンジしてみる気になれるかもしれませんね。
美容の観点からのおすすめ寝姿は仰向け寝でした。ただ、身体の歪みや腰痛があると、仰向け寝が苦しかったり不快だったりする場合もあるようです。また、舌が重力で下がるためいびきをかきやすくなってしまいます。ストレスを感じて眠りにつくよりは、快適に眠る方ほうが肌のためになりますので、無理のない範囲で仰向け寝を意識してみてくださいね。