知っているようで知らない、正しい髪の洗い方
毎日シャンプーしますよね。何気なくシャンプーしていますか。何か意識していますか。
シャンプーやトリートメントの商品セレクトに注力しても、肝心の洗髪方法が間違っていれば効果も期待薄となってしまうのです。
それなのに正しい洗髪方法を習うタイミングは人生のどこにもセッティングされていません。
ということで、今日をそのタイミングとしましょう!
知っているようできちんとは知らない、正しい洗髪講座の始まりです。
「頭皮」を洗う
髪を濡らしたらすぐにシャンプーをつけますか。実はこれはNG行為。
シャンプーの前から洗髪の工程は始まります。
まずは、乾いた髪をブラッシングして髪のもつれを解き、頭皮の汚れを浮き上がらせましょう。髪は濡れるとキューティクルが開き非常に傷みやすい状態になりますので、その前にほぐしておくのが前提となります。また頭皮の汚れを浮き上がらせておくことで効果的に洗い流せますので、省けない大事な工程です。
続いて重要なのが湯洗いです。シャンプー前にお湯だけで頭皮をマッサージして汚れを落としていきます。お湯の温度は38℃くらいのぬるめが適温です。髪をさっと濡らすだけでは不十分ですので、頭皮の汚れをお湯で洗い流すイメージを持ってやさしく頭皮マッサージしてください。なんと湯洗いだけで大半の汚れを落とすことができるのだとか。この湯洗いで大方の汚れを落としておくことで、シャンプーの泡立ちが良くなります。必要以上のシャンプーは頭皮にもお財布にも痛いので、しっかりと予洗いしましょう。
ここでようやくシャンプーをつけます。たくさんつけるとすすぎ残しのもとになりますので、適量を心掛けます。手のひらにシャンプーを広げて頭皮にまんべんなくなじませてください。ここでのポイントも頭皮です。洗髪という字からは髪を洗うようにも感じられますが、実際に洗うべきは頭皮。手を広げて指の腹で前後左右にマッサージして頭皮を洗います。髪には泡が自然に行きわたるのでこする必要はありません。むしろ髪に刺激を与えることでダメージに繋がってしまいます。
最後にとても大切なのがすすぎです。お湯だけでは落ちない汚れを落としてくれるシャンプーですが、すすぎ残しがあるとシャンプー自体が頭皮の汚れとして残ってしまいます。シャワーをまんべんなく当て、頭頂部や耳の後ろ側もぬめりがなくなるまでしっかり流しましょう。
その後お好みのコンディショナーやトリートメントを製品の裏書の指示通り使用します。トリートメントはあくまでも髪につけるものなので、頭皮を避けて毛先中心につけましょう。しばらく置いてすすぎますが、ぬるぬる感がなくなりするすると滑る程度が目安です。髪がきしむような感じまで来たら流し過ぎなので、感覚を鋭くしてすすぎ具合を見極めましょう。残念なことに皮膚にトリートメントが残ると肌トラブルの原因となりますので、頭皮のほか、すすぎのときに背中や顔に残らないようにすることも大切です。
イメージというのはあいまいなようでいて、意外としっかりと意識をコントロールします。
「洗髪」ではあるが「頭皮」を洗う、このイメージをしっかりと持ってください。
きっと今日のシャンプーから変わりますよ。正しい洗髪後の爽快さをぜひ体験してくださいね。