エステサロン独立開業前に知っておきたい注意ポイント
雇われエステティシャンから、一国一城の主へ。個人サロン開業には、エステティシャンの夢が詰まっています。
腕に覚えはある。施術時のお客様とのコミュニケーションも大好き。なにより、お客様に喜んでもらうのが嬉しい。それは、エステティシャンとしての重要な素質でしょう。
しかし、個人サロンを開業するには、それだけでは不足です。
「経営者」としての心構えを中心に、独立開業前に知っておきたいポイントを解説します。
個人サロン開業前の注意点
サービスメニューやサロンの内装、使用する機器や化粧品、BGMなどについて考えるのはとてもワクワクしますね。エステティシャンとしての夢を形にする作業ですので、胸が高鳴るのも道理です。
しかし、実際にはこれらのほかにも処理しなければならない問題が山積みです。
サロンを経営するには、単に施術を行うだけではなく予約の管理や電話対応、広告、経理といった大量の事務作業を処理する必要があります。
自宅の一角ではなくテナントを借りて開業する場合には物件の選定から契約も一仕事ですし、資金不足ならば借り入れも検討する必要があるでしょう。
これらの問題を、基本的にはオーナーであるあなた一人がすべて処理しなければならないのです。
もちろんコンサルタントの力を借りるのも一手ではありますが、プロの手を借りるにはそれなりの金額を支払わなければなりません。
生き残るサロンになるために
新型コロナウイルスの影響で、エステ業界も大きな打撃を受けました。しかしコロナ禍となって1年以上たち、自分でするお手入れではどうにも物足りなく、エステを受けたいと感じている人も少なくないでしょう。
情勢を見極めつつ、サロンの特徴をはっきりと打ち出して他店との差別化をはかり、積極的に宣伝・広告活動を行って、リピーターを増やすことが肝要です。施術に満足してもらうのは大前提で、そのうえでリピートしたいと思わせるような付加価値を提供できるよう、知恵を絞りましょう。
サロンの高級感・特別感がいい、エステティシャンとの会話が楽しい、好きな化粧品を継続して購入したい。お客様によって刺さるポイントはさまざまです。あらゆる可能性を想定して素敵なサロンを整え、そしてなにより素敵なオーナーエステティシャンでいることを心掛けてくださいね。
「オーナーに会いたくて」とリピートしてくれるお客様の期待に、全力で応えましょう。