スキンケアの基本は保湿!乾燥から肌を守るポイントとは
ほしつ、ホシツ、保湿!スキンケアと言えば、まずは保湿。
なぜそんなにも保湿が重要なのか、考えたことはありますか。
せっかくですから、保湿の大切さについて掘り下げて理解しましょう。毎日のルーティーンに組み込まれている保湿は、本当に大事な役割を持っているのです。
肌トラブルは「乾燥」によってもたらされる
肌には天然のバリア機能があります。
肌細胞の外側に角質層があります。この角質層にある天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質によって角質層は水分をたっぷりと蓄えます。さらに皮脂膜が表面を覆うことで水分の蒸発を抑えています。
この肌バリアは水分と油分の繊細なバランスによって成り立っていますので、乾燥によりバランスが崩れてしまうと、肌を守れなくなってしまいます。
また乾燥する原因も一つではありません。冬場の季節的な乾燥のほか、紫外線や加齢の影響で乾燥することもあります。蒸し暑い夏場でも、冷房の効いた屋内は乾燥していることがあるので油断はできません。
肌バリアが機能していない肌ではトラブルが起きやすく、かさかさして粉を吹いたり、かゆみや痛みを引き起こしたり、吹き出物ができたりしてしまいます。特徴的な症状がなくても何となくメイクのノリが悪い、くすみを感じるといった感覚があれば、肌バリアが弱まっていると考えられるのです。
何よりもまずは保湿を心掛けて
天然の肌バリアが壊れてしまっている場合には、保湿剤を使って人工的に肌をバリアしましょう。
角質層に浸透することで水分を補い、表面を油分で覆って水分の蒸発を防ぐ。
言葉にすればシンプルでかんたんそうですが、スキンケアの手順としてはいくつかの段階があります。
まずは、丁寧で優しい洗顔です。角質層を傷つけず、しかし汚れをしっかり落とすには泡で優しく洗顔しましょう。丁寧を心掛けるのは大事ですが、洗顔料を長時間肌に乗せていると必要な油分まで落ちてしまいますので、優しく手早くすすぎはしっかりを心掛けて。
タオルはそっと顔に押し当て、決してゴシゴシ拭かないでくださいね。水分でふやけた角質層は繊維の摩擦でかんたんに剥がれ落ちてしまいます。
そして間髪を容れず化粧水を使いましょう。タオル使用後の肌に残るわずかな水分が蒸発するとき、肌内部の水分まで道連れにして蒸発するという恐ろしい事態が起こります。洗顔後は間を開けず、できるだけ早く化粧水で保湿するのが重要です。
化粧水は肌タイプに関わらずたっぷり使ってください。というのも、乾燥肌の人も脂性肌の人も、肌の水分は不足することはあっても有り余ることはありません。まず化粧水で水分を補うのが必須です。
乳液は脂性肌の人は量を加減して使ったり、塗った後に余分な油分をティッシュオフしたりするなどの工夫をして自分に合う使い方を見極めてください。
逆に乾燥肌の人は乳液後にクリームやジェル、パックといったアイテムも追加してみましょう。突っ張った感じがなくなるまで重ね塗りするなどしてくださいね。
顔の中でもTゾーンと頬では皮脂の分泌量が異なりますので、乾燥が気になる部分にだけ油分が多めのアイテムをポイント使いするのもおすすめです。
化粧水、乳液はルーティーン化してしまっていて、オプションで使う美容液などが気になってしまうのはスキンケアあるあるです。
しかし、おろそかにできない基本だからこそルーティーン化していると考えれば、保湿の重要性も納得できますね。
手をかければ肌は応えてくれます。本気の保湿を続けてみてください。肌は、変わっていきますよ。