オンラインこそ見た目が重要!カメラ映えのポイントは「光」
新型コロナをきっかけとしたオンライン化の流れは、たとえ新型コロナが終息したあとでも止まることはないでしょう。むしろ、会議・ミーティングだけでなく、リモートでの営業やプレゼン、セミナーなどビジネスにおけるオンラインの重要性は高まり続けることが予想されます。
直接顔を合わせるのとは違って、オンラインでは雰囲気を出しづらく、つかみづらいものです。そのために対面よりも「見た目」が重要となります。
ここで大切なのは、実際の外見だけではなくどれだけよくカメラに映るかという「カメラ映え」が問われる点です。カメラ映りをよくすることで、相手に与える印象をよくするだけでなく、画像を見る自分自身もモチベーションを上げられますね。
どうすればカメラ映えするのか。すぐにできる対処法をご紹介します。
ポイントは「光」
人間の目と脳はよくできたもので、暗くても明るくても逆光でもある程度一定の映像として見るものを認識することができます。しかしデジタル機器ではなかなかそううまくはいきません。
逆光になると、背景の窓を基準に「明るすぎる」という判断がされるので、人物は暗く映ってしまいます。同じ場所を撮影しても、どこを明るさの基準にするかで全く違った印象の映像になってしまうのです。
できれば自然光が真横、あるいは斜め45度くらいの前方から入るようにしましょう。暗すぎず明るすぎないちょうどよい明るさの映像にすることができます。
窓がなかったり夜だったりする場合にはそもそもの光量が不足しがちですので、天井の照明だけでなく、持ち運びできるデスクライトやリングライトを使って光を補いましょう。顔に向けて光を当てれば、その差は一目瞭然です。昼光色(青白い色)はキリっとシャープに、昼白色(自然な白さの色)はマイルドで落ち着いた印象になりますので、求める印象に合わせて使い分けても良いですね。
スピード写真をきれいに撮る裏ワザとして膝の上に白いハンカチを置く、というのを耳にしたことがあるかもしれません。これはウェブカメラの場合も同様で、白い紙やハンカチを顔の真下に置くと光が反射してレフ版のような効果が出て顔色が明るくなります。
加えて注意したいのが、洋服の色です。白い服だと逆光と同じ原理で顔が暗く映ります。紺やダークグレー、ボルドーなどといった濃くて暗めの色だと肌色が映えます。ストライプやボーダーといった柄は、ハレーションを起こしますので避けてください。
また何人もが参加するオンライン会議では、一人ひとりの顔が小さくなります。その分メイクも薄く見えがちなので、特にアイメイクはしっかりしておくとぼんやりと埋もれてしまうのを防げます。
新型コロナ前も、カリスマ営業マンの秘密、といった形で好印象を与える装いの秘訣などが紹介されることがありました。カメラ映えのためのテクニックもその延長線上にあります。
今後は新たなビジネススキルとしてカメラ映えテクニックが求められる時代になっていきそうですね。