イスと肩と腰の深い関係

昨日何時間くらい座って過ごしましたか。日本でも畳文化が廃れ、椅子に座る生活様式が主流になりました。1日平均7時間以上も座っているというデータもあるそうです。
座るという姿勢は立っているのに比べて身体は楽ですよね。しかし実は腰には立っているときのおよそ1.4倍の負担がかかっているとも言われています。デスクワークで一日中パソコン画面を凝視してキーボードをたたき続けるようなお仕事で、ひどい肩こりに悩まされている人も多いかもしれません。
そこで今回はイスと身体の関係を「差尺」から考えてみたいと思います。

快適なデスクワークのためには最適な差尺を

差尺とはデスクの天板の高さとイスの座面の高さの差を指します。一般的には日本人の差尺は28~30センチほどが適切とされています。イスの座面の高さが42センチならデスクの高さは70~72センチとなり、標準的な市販品のサイズになりますね。
もちろん座る人の身長によって最適な差尺は多少変化します。最適な差尺は座高を3で割り1~2センチ引くと計算できます。加えて、デスクの天板の厚さ、座面のクッションの沈み具合などでも実際に座ったときの感覚は変わってきます。イスに深く腰掛け、デスクの上に腕を置いたとき肘が直角になれば理想的ですので、最終的には実際に座ってみてイスの高さを微調整するのがよさそうです。
差尺が小さい=イスの座面の高さに対してデスクが低い状態では、肩からデスクまでの距離が遠くなり前かがみになります。背を伸ばして座るよりも前かがみに座る方が腰への負担は大きくなってしまいますし、足まわりも窮屈でしょう。
逆に差尺が大きい=イスの座面の高さに対してデスクが高い状態では、肩からデスクまでの距離が近くなり、腕や肩が持ち上がったような状態になります。常にこの状態であれば肩も凝ってしまいそうです。

イスの高さは入念に微調整を

デスクの高さはそう簡単に変えられないことが多いので、微調整はイスの高さで行いましょう。在宅勤務の広がりに伴い、高級チェアの売れ行きも好調だそうです。イス自体の機能性はもちろん大切ですが、差尺も意識してイスの高さを微調整してみましょう。
ほんの数センチのことではありますが、毎日何時間も座るとなると影響は大きいものです。自分サイズにカスタマイズできるのであれば、快適に使うためのほんのひと手間をかけてみてくださいね。

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