24時間営業フィットネスジム急伸の理由

運動はその気になればいつでもどこでもできます。とはいえ、何かと理由をつけては先延ばしにしたり、ふと忘れてしまったりと継続して運動するのはなかなか難しいもの。またウォーキングやジョギング、自重での筋トレであれば自宅やその周りでできますが、より効果的に負荷をかけた筋トレを行いたい場合にはマシンが必要となりますよね。
 そんなとき気になるのがフィットネスジム。最近では月利用料が比較的安価な24時間営業フィットネスジムが増えてきています。今回は、この24時間営業フィットネスジム隆盛の理由を探ってみます。

時代にマッチしたビジネスモデル

フィットネスジムと言えばトレーナーやインストラクターがいるイメージを思いうかべますが、24時間営業フィットネスジムには基本的にトレーナーはいません。スタッフがいるのは受付だけで、しかも夜間にはその受付スタッフすらいません。人件費を極限まで抑えた経営がなされているのです。そのため、トレーナーやインストラクター、その他スタッフが豊富なフィットネスクラブと比較すると、月額使用料が安価に設定されています。24時間使えるのに夜間閉館してしまうところよりも安いわけですから、価格重視でトレーナーがいなくても良いと考える層に刺さるのは当然と言えますね。
 コロナ以後で考えると、人との接触がほとんどないという点も選ばれる理由になっているようです。フィットネスジムにスタジオやプールはありません。フロア一面にずらりとマシンが並び、シャワーや更衣室も個室ベースで設置されている場合がほとんど。さらに利用者同士でトレーニングを教えあうことも禁止されていることが多いので、入館から退館まで誰ともしゃべらないのが普通といった具合です。
運動が目的であれば、不要な人間関係に煩わされず黙々とマシンに乗り、シャワーでさっぱりして帰れる24時間営業フィットネスジムはまさにうってつけです。「人とのコミュニケーションを楽しむべき」という先入観、社会的流れもここ数年で随分様変わりし、旅行や外食をはじめいろいろなことを「一人で楽しむ」ことの価値が見直されています。特にコロナ後は、感染リスクを抑えつつ経済を回すという観点からもある意味一人行動は推奨されているという面もありますね。

24時間営業フィットネスジムは、都市圏だけではなく地方都市でも十分に採算が取れるビジネスモデルだと言われています。この先トレーナーやインストラクターのいるフィットネスクラブは衰退していくのか、それとも棲み分けとなるのか。今後のフィットネス業界に注目です。

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