きれいな肌になるための第一歩「正しい洗顔」できていますか

「きれいになりたい!」そう願う人は多いはずです。その「きれい」が顔の造作なのか、メイクの腕なのか、素肌の美しさなのかは置いておいて、美しさが人を惹きつけるのは間違いありません。
今回はその中の「肌のきれいさ」の土台である洗顔についてレポートします。

一に洗顔、二に洗顔、三四はケアで、五に洗顔

格言というわけではなく、今私が作った言葉です、すみません。
しかし、それくらい洗顔は基礎で基本で土台なのです。徹底的にマスターしておくべきなのに、なぜかそこをすっ飛ばして「どの商品が良いものか?」が語られる。買い物は楽しいし、自分が良いと思う商品は人にも勧めたいのが人の性(さが)ですので仕方ありませんが、まず極めるべきは洗顔です。
いくら良い基礎化粧品を使っていても、洗顔が適当では効果が半減してしまうって、ご存じでしたか。
高価な化粧品の効果を最大限にするためにも、正しい洗顔のコツを身に付けましょう。

朝と夜の2回洗顔が基本

寝ている間に分泌され、酸化した皮脂を落とすために、朝はたっぷりの泡で洗顔します。
仕事に家事育児、その他もろもろ一日頑張って、あるいは一日ゆっくり過ごしたとしても、夜にも洗顔が必要です。日焼け止めやメイクは油性の汚れですし、外出したならば排気ガスや花粉なども顔に付着します。もちろん朝から晩になるまでに、皮脂も分泌されて酸化していきます。
メイクした日の夜の洗顔では、油性の汚れを落とすクレンジングも行いましょう。
なお、男性も週に2回程度クレンジングすると健やかできれいな肌を保てます。
なお、汚れが大敵といっても、洗えば洗っただけきれいになるわけではありません。洗いすぎると皮脂が不足して乾燥を招きますので、朝晩の2回洗顔を習慣にしてください。

禁ゴシゴシ、禁シャワー!

正しい洗顔のポイントは何といっても「強い摩擦の排除」を意識することです。
漢字が強そうで、げんなりしますね。ではこうしましょう。禁ゴシゴシ、禁シャワー!です。
汚れを落とすというイメージからゴシゴシと顔をこする人もいますが、これは絶対に避けてほしい悪手。
あらかじめぬるま湯で予洗いした顔に、これでもかというくらいにたっぷりのきめ細かな泡をつけ、指先が肌に触れない程度の軽さでくるくるとなじませます。頬の肉が動いたり小鼻がつぶれたりするほど力を入れても、肌を痛めるだけで汚れが落ちるわけではありません。
すすぎも重要です。入浴時に洗顔する場合、ついシャワーで流してしまいがちですが、これもNG。体に比べて顔の皮膚は薄く繊細なので、シャワーの水圧で肌が傷んでしまうのです。
桶にぬるま湯をため、手ですくっては流し、すくっては流しと優しくすすぎましょう。生え際や顎下まで丁寧にすすぎます。
タオルは、優しくそっと押さえるように顔に当て、決してゴシゴシこすらないでください。
禁ゴシゴシの禁は手・タオルに二重にかかっています。
ゴシゴシしてもいいことは何もありません、大事なお顔は丁寧に優しく扱ってあげましょう。

正しく洗顔できていれば、その後の基礎化粧品でのケアの効果が見違えるほど変わります。
「何をつけるか」の前に、「肌を傷めず汚れを落とせているか」を意識してくださいね。
ターンオーバーのサイクルは4週間とも6週間とも言われています。
一朝一夕にはわからなくとも、正しい洗顔法を継続することで、「なんだか肌の手触りがいい」ことに驚く日がきっとやってきます。
そんな日を楽しみに、今日も明日も禁ゴシゴシ、禁シャワーで優しく洗顔してくださいね。