スキンケアに正解はない!「自分に合う」ケアを求めて②ライン使い
毎日ルーティーンとして行っているものの、考えれば考えるほど奥が深いスキンケア。今使っている商品が肌に合っているとしても、もしかしたらまだ出会っていないもっと肌に合う商品が存在しているかもしれません。
そこでスキンケア化粧品をタイプ別に分類し、そのメリット・デメリットを知ろうというシリーズの2回目、ライン使い編です。
好きなブランドがある、メーカーの研究力を信頼している、そんなあなたにおすすめですよ。
公式が推す安心感
ライン使いとは、同じシリーズでラインナップされているスキンケア化粧品をそのまま使うことを意味します。
洗顔料だけ、美容液だけに特化したメーカー・ブランドもあるかもしれませんが、基本的には同じシリーズでスキンケアを完結できるだけの商品がラインナップされていることが多いもの。この用意されたものをそのまま使えばいいので、商品選びに悩まされることありません。
何よりメーカーはライン使いすることによって美容効果が最大になるように設計し、研究を重ねて商品化しますので、その恩恵を最大限受けられるのは大きなメリットです。
複数のブランドを混ぜて自分好みのラインを作るというのも楽しそうですが、成分の重複や相性にまで気を配るとなるとなかなか大変そうですね。
さらに同一シリーズでもしっとり、さっぱりなど複数のタイプがある商品が多いので、好みのテクスチャのものが選べます。
しかしもちろんデメリットもあります。
ライン使いするには複数の商品を購入しなければならないので一度に多額の出費になりがちです。もちろんプチプラをライン使いという手もありますが、ものによってはラインをまとめて購入すると驚くような金額になってしまうこともあります。
また、洗顔、化粧水、美容液、クリームなどの各ステップのケアに楽しみや癒しを感じられれば何よりなのですが、面倒だ、時間がかかるなどとネガティブに感じてしまう人もいるでしょう。これはデメリットではありますが、スキンケアを手間と感じるのが悪いのではなく、そういう人にはライン使いは合わない可能性が高いというだけの話です。すべての人がライン使いしなければならないわけではありません。
ある程度美容に興味があればスキンケアを手間とは感じないでしょうから、そういった人にはライン使いがおすすめと言えそうですね。
スキンケア化粧品のライン使いは、言ってみればコース料理のようなものです。
出てくる順に食べることで目も心もお腹も満たされる。スキンケアで言えば、順に使うことで心も肌も満たされきれいになる、というところでしょうか。
悩まずして最高のルートをたどれますが、コストは高めになりがちですね。
次回は最終回、コース料理に対してアラカルト(一品料理)とも言えるセレクト使いについてレポートします。