スキンケアで癒やされよう

少し前、化粧は女性の「身だしなみ」と捉えられていました。乱暴に言えば、一人の社会人として仕事で成果を出す以前に、程よく美しく場に花を添えるような役割が女性に課せられている時代があったわけです。
しかし時代は移り、より個人がクローズアップされるようになってきました。男性か女性かという二項対立も古い考え方になりましたね。まさに多様化の時代へと突入しています。

スキンケアは「癒し」になり得る

性別やメイクの有無に関わらず美しい素肌は誰しもが求めるものとなっています。オンライン会議が増えたことで、素肌のきれいさを意識する男性もここ最近ぐっと増えてきた印象です。
化学分野や技術面での進歩のほか、インターネットが普及しさまざまな情報へのアクセスが容易になったことで、「きれいな肌」はずいぶんと身近になってきました。
こうした物理的な変化に加えて、スキンケアに取り組む意識も変わってきているように感じます。
誰かのためではなく、自分のために納得いくスキンケアをして、それ自体に癒される。
顔を見た人に「きれい」と思ってもらうためではなく、スキンケアという行為自体を「癒し」と捉える人が増えているのだといいます。滑らかなテクスチャを楽しみ、かぐわしい香りに包まれるスキンケアタイムは、一日の疲れをいやすご褒美タイムになりえるのです。
慈しむように顔を包み、優しく手を滑らせ柔らかな肌触りを敏感に感じ取ることは、もしかしたらコロナ禍で激減してしまった人との接触不足を埋めている、人肌恋しさを自給自足していると考えると面白いですよね。
テレワークが広がり通勤に時間を割かなくてよくなった分、自分のために使える時間が増えたという人も多くなっています。スキンケアに時間をかけられるようになった人も多いでしょう。
そうしてじっくりと自分のためにお手入れに励み、肌がきれいになれば気分も上向きになり、自信も持てるようになります。そうなれば雰囲気にも余裕が出て、仕事や人間関係もうまくいくようになる可能性が大いにあります。
コロナ禍という閉塞感からついふさぎこみがちになってしまうかもしれませんが、ぜひ使い心地が良く夢中になれるような基礎化粧品を見つけ、スキンケアで癒やされてみてください。

同じように生活していても、心持ち一つで感じ方は百八十度ひっくり返ります。
コロナ禍はつらい。それは変えられないとしても、つらいけれどもいいこともある。そう思える何かを持つことができれば、きっと毎日の生活をうまく楽しんでいける気がするのです。